キウス周堤墓群
- 時期:縄文時代後期後葉(約3,500年前)
- 所在地:北海道千歳市中央
千歳市の東方、標高15から20mの馬追丘陵にある縄文時代後期の共同墓地です。少なくとも大小28基の周堤墓が存在し、このうち最大規模の周堤墓は、ドーナツ状の周堤の大きさが外径75m、内径35m、周囲は150mにも及びます。また、大規模な盛り土遺構、道跡、住居跡、柱穴群とともに大量の遺物が発見されており、一帯が一大葬祭センターであったことが分かっています。
*周堤墓とは
縄文時代後期の共同墓地で、円形の大型の竪穴を堀り、堀り上げた土を周囲にドーナツ状に盛り上げ、竪穴内に墓坑が造られている。道内では、道央から道東にかけて70基ほどが確認されている。