静川遺跡
- 時期:縄文時代中期から後期(約5,000年から4,000年前)
- 所在地:北海道苫小牧市静川
苫小牧市東部、厚真台地にある延長139mにも及ぶ環壕(かんごう)のある遺跡で、数多くの遺構や遺物が発掘されました。縄文時代に、集落の人々の共同作業による大規模な土木工事が行われたことが分かる、たいへん貴重な資料です。
*環壕とは
環状に巡らされた壕(溝)で、弥生時代以降の「環濠集落
は中に多数の住居が造られたが、縄文時代の静川遺跡と千歳市の丸子山遺跡の環壕には住居跡がなく、生活の場とは区別した「聖域」として造られた可能性が高い。